くもの隙間から、君の声が少しずつ漏れてくるよ
僕は、くらやみでひざを抱え、一人空を仰ぐ。
遠く遠くはなれた場所で、君は一人歌う
僕は、過去を見つめ何かを探そうとするけれど。

ちいさな声は、ぬくもりをつれて、僕の心に響くよ
だから僕も、少しだけ顔を上げて、君の声に耳を澄ます。
遠い空から、君の足音が僕の心に響く
だから僕も、前を向いて、少しずつ歩き出すよ。

僕は歩く、この道をずっと、君の足音を聞きながら。
ずっとずっと、歩いていこう、僕が正しく生きれるように。
           いつか幸せになれるように。

そしていつか僕は、何気なくとまり
ふと来た道を仰ぐ

そしてそこには見えなかったものが。

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